2006年3月
NO.2
 
■先進地(岡山県の勝山と新庄)へ視察

 どこに視察に行くか検討した結果、市街化調整区域や都市計画区域外で美しい
景観など自然と調和した住宅地を目指して活動している団体は見当たりませんで
したが、自分たちの住むまちを好きになり少しでも暮らしやすいまちにしようと
活動している団体は多くあることから、それらの中から大臣表彰を受賞し活発に
活動している真庭市,勝山と新庄村の2か所の団体を視察先に選定しました。

視察は、それぞれの団体の取り組みや考え方を調査し、
今後の原のまちづくり活動に役立てることを目的として実施することにしました。

視察日:平成18年3月21日(火)

視察先:真庭市勝山の「町並み保存事業を応援する会」
    新庄村の「出雲街道新庄宿場町づくりの会」
    参加者:16名(原コミュニティ推進協議会、
             原地区まちづくりの会、その他)

行 程:下表のとおりです。

 
 
真庭市勝山
   

勝山は、高瀬舟発着場跡のある旭川沿いや町並み保存地区など「城下町」の
イメージがありますが、平成8年、地元有志が「町並み保存事業を応援する
会」を設立し、「住んで楽しいまちにしよう」と酒を飲みながらアイデアを
出し合し、そこから始まった「のれんと雛まつり」が今ではまちのイメージ
をつくっています。

説明を受けた中で、活動のキーワードをピックアップ

・自らが楽しみながら活動した結果、まちが活性化した。
・建築士会からの100万円の助成金や県の第2次町並み
保存事業の補助金を上手くまちづくりに活用している。
(補助金を会の活動に回すため保存会ではなく「応援す
る会」とした)。
・観光客が多く集まる雛まつり時に、お雛饅頭やそばの販
売などこだわりの事業を行い、資金を稼いでいる。
・「けんかだんじり」など昔の祭り文化を復活させている。
・のれんの写真を子どもたちに撮らせて写真展を行うなど
未来の勝山を支える子どもたちを育てる活動をしている。
・こだわりの酒蔵の社長、補助申請など手続き上手な公務
員、酒好きな会長、草木染にほれ込む唯一の女性など、
キーパーソンたちがまちを引っ張っている。


「町並み保存事業を応援する会」
の行藤さん、秋田さんから会の活
動状況について説明を受けました

町並み探訪
 

 民家やお店の前は、のれんやお雛さん、花壇など素敵なディスプレイで道行く人を楽しませてくれます。
 そこに住む人の「まちを訪れる人をお招きする」という気持ちが表れて「ホット!」温かい気持ちになるまちです。


最初は15軒から始めたが今では82軒がのれんを出しています。のれんの麻は紫外線に弱いので3年ごとに作り変えています。費用は4万5千円。うち、市が2万2千5百円、応援する会が1万円、個人負担が1万2千5百円



 お店の前には竹を加工した素敵なディスプレイがあります。


道ゆく人に見てもらおうと、お店の前には自慢のお雛さんがあります。


お店の中も、古い建物にあう幻想的なディスプレイです。

新城町
 

 新庄村は、日露戦争の戦勝記念に植えた桜と古民家が
建ち並ぶ宿場町です。会の発足は、町並み保存地区の指
定を受けるため地元で活動する組織として平成6年1月
に設立されました。

説明を受けた中で、活動のキーワードをピックアップ

・ 3つの目標(味わい、きれいな、ぬくもり)を掲げて活動。
・ 町ガイドが待機する脇本陣は、まちづくり拠点として活用。
・ 大切にしているものは、民話、屋号、音の風景(音百選)
・ 月1回みんなで清掃し、ゴミのない町の共同意識つくる。
・ 四季の写真本を配り、自然と人間との関係を伝える。


「出雲街道新庄宿場町づくりの会」の畔高さんから活動について説明を受けました。

町並み探訪
 

町ガイドの方がおられなくても、いたるところに案内板が設置してあり、訪れた人も安心です。

  親切なまちと感じました。 ゴミ一つなくきれいな町です。家の前に花壇があり、花にあふれていたらもっと素敵な町になると思います。雪が残っている時期だから花がないのでしょうか?

案内板の前で町の説明をする畔高さん。後継者を育てることが課題。

60近くの家に屋号があります。「かじや」が3棟あります。


 道沿いの水路から引き込んだ池には、大きな鯉がいます。


大きな軒の「出げたづくり」の家です。


江戸時代の民家を再生する予定です。桜も募金で直しています。